戦後の日本は、経済成長を強力に推進する国の政策によって、世界に存在感を示す経済大国へと一気に躍進。エヌシー（旧野村築炉）は1960年に築炉事業者として産声を上げ、特殊鋼製造大手の大同特殊鋼㈱の発展に寄り添いながら、業務と企業規模を拡大してきました。

弊社が成長した最大の要因は、大同特殊鋼㈱の信頼を得られたことにあります。ではなぜ信頼を得られたのでしょうか。それは、「ヒト、モノ、ココロを大切に」という活動方針を社員が誇りに感じているからだと、私は思うのです。

弊社の社員は、仲間や仕事で関わる人々に対して思いやりを忘れません。設備や道具、原材料を大切に扱います。そして何よりユーザーによりよい炉を提供したいという強いこだわりと、高い安全意識を持ち合わせて築炉業務を遂行しています。先代から受け継がれている活動方針を誇りに感じているからこそ、日頃よりこうした行動を起こすことができ、大同特殊鋼㈱から信頼を得られるほどの施工品質を達成できるのです。

また、昨今の産業界は、デジタル技術の台頭により様々な分野で変革が起こっています。弊社では変革を他事と捉えず、変わることを受け入れながら、磨いてきた築炉技術をよりよいものへと更新していかねばならないと考えています。いつだって進化は、変化の先にあるものなのです。

これからも期待を超える築炉技術の提供により、大同特殊鋼㈱の製造現場を支え、盛り上げる。これをエヌシーが達成すべき使命だと肝に命じ、事業活動に邁進します。